【Windows】Windows 10をアップグレード、クリーンインストールする方法
事前準備
元のOSのリカバリーディスクを作成する
出荷状態(つまり購入当時)の状態に戻す用のリカバリーディスクをちゃんと作っておく。
Windows 7の場合
メーカー品なら、リカバリーディスクの作成ツールがインストールされているので、それを使ってリカバリーディスクを作成する。Windows 8以降の場合
メーカー品でリカバリーディスクの作成ツールがインストールされている場合は、それを使ってリカバリーディスクを作成する。
それ以外の場合は、以下の機能を実行することで、USBメモリにリカバリーメディアを作成する。 コントロール パネル->システムとセキュリティ->アクションセンター->回復->回復ドライブの作成
いずれも、回復パーティションを意図的に削除していないことが前提
現在のシステム全体をバックアップする
今現在のコンピュータの状態を丸ごとバックアップする。
もしくは、データを退避させた上で、『よく利用するアプリケーションがインストール済みの状態にリカバリーする』ことを目的とし、コンピュータの状態を丸ごとバックアップする。
俺が使っているのは、True Image 2015 for PC and Mac - 3PC
Windows 10の入手
Windows 10 のダウンロードから、自分のOSのビット数にあったツールをダウンロードする。(64bitOSの人は、正直どっちでもいいと思う)
ツールを実行し、ISOイメージファイルをダウンロードする。 ダウンロードするビット数は、自分がインストールしたいWindows 10のビット数を選ぶ。
ダウンロードしたISOファイルを、DVD-Rに焼いておく。
アップグレード
焼いたDVDを実行すると、アップグレードが選べるので、アップグレードを選んで次へ次へでアップグレード完了。
復元
事前準備で用意しておいたリカバリーディスクでWindows 7とかに戻す。
こんなめんどくさいことをする理由
Windows 7以降の人は、Windows 10が1年間、無償アップグレード可能という話は有名。
しかし、ここでこんなことを考える。
- すぐにWindows 10を使いたいわけではない。
- Windows 10をアップグレードではなくクリーンインストールで利用したい。
これ実は、両方とも、一度アップグレードした方がよい。
すぐにWindows 10を使いたいわけではない
元々用意してたリカバリーディスクでリカバリーすれば済む話。
すぐWindows 10を使わないからといって思い切って一度はアップグレードしておかないと、忘れてて1年間経過してしまうという罠にハマってもったいないことになる恐れがある。
また、アップグレード後に前のOSに戻すメニューが存在するが、1ヶ月という制限付き、かつ失敗した人も出ている。
ちゃんと自らリカバリーディスクを用意することで、実質的にいつでも思い通りの状態に戻すということを可能にする。
Windows 10をアップグレードではなくクリーンインストールで利用したい
一度アップグレードしておくと、Windows 10のクリーンインストール時のプロダクトキーの入力をスキップしても、勝手に認証される。
これは、ハードウェア構成が変わらなければ、1年間の間にアップグレードしたコンピュータだという位置づけでアクティベーションをしてくれる。
ハードウェア(特にマザーボード)を変更したときにどうなるかという話は、Microsoftは明言していないようだし、実際試してみないとわからないけど、多分ダメなんだろう。
2015/10/30 追記
ハードウェアがかわるとアクティベーションが通りません。
つまり
ちゃんとリカバリーディスクを作っておいて、一度アップグレードすれば、やりたい放題
仮想OS
上記の理由から、仮想OS上のWindows 7などをアップグレードして利用するということは、あまり有効な手段には思えないように見える。
まだ検証していないけど、コンピュータA上でWindows 10へアップグレードして、その仮想OSのディスクファイルをコンピュータBへコピーして利用すると、ホストのハードウェア構成が変わるので、認証が外れるのでは、と思われる。
2015/10/30 追記
仮想OSの設定ファイルごとコピーしておいて、利用する際に聞かれる質問に『移動しました』を選択すればMACアドレスが変更されないので、アクティベーションは通ります。
間違っても『コピーしました』を選ばないように。
当たり前ですが、同じキーなので、複数仮想OSの同時起動はできません。